挨拶から始めよう
「無料体験」をされた年中さんの親御さんから、感想をいただきました。
何度か体験していく過程で「おす(押忍)」の挨拶を気に入ってくれたようです。
「押忍」と言う挨拶は空手の代表的な礼の一種です。
声を張って、礼をしますが、この声を張る動きは、「姿勢を良くして強くなる」為の立派なトレーニングになるんです。
よく「腹から声を出す」と言われることがありますが、詳しく言うと下腹部(ベルトを締める辺り)から声を出す様にします。
もちろん声は喉から出るものですが、下腹部を張り出す様に声を出す事で、体の奥にある深層部の筋肉が使われる事になります。
この深層部の筋肉は「インナーマッスル」と言われ、胴体を中心としたインナーマッスルの集まる縦のラインを「体幹」と言ったりします。
武道、武術のみならず格闘技も、この体幹から動いて技を出す事が特に重要とされています。
そして、武道、武術、格闘技における良い「姿勢」と言うのは、「体幹を維持するインナーマッスルを使えている度合いが高い状態」の立ち方のことを言います。
つまり、威力のある技、素早い動きと、正しい姿勢を維持する筋肉がリンクしていると言う事なんです。
「技の威力=姿勢」となり、だから武道などでは「姿勢を良くする事」、「声を張る事」、「礼の仕方」などを習うのです。
まずはその最初の入り口として「おす」の挨拶。
好きになってくれて本当に嬉しいです♪
少しずつ身につけていきましょう。