強い心と身体
幼少期より競争心がなく、ドッチボールのボールを『ぼくはさっき投げたから』と隣の子にボールを渡してあげる子どもでした。当時は優しすぎるなぁと妻と笑っていましたが、このまま育った時にイジメにあわないか不安がありました。
一人っ子ということもあり、最低限自分を守れるよう空手を習わせたいと思ったのは息子が小学校に入学した頃です。
父親の私は空手未経験であったため流派など全く知識がなく、フルコンタクトや競技空手と聞いてもわからない事だらけでした。石巻で空手体験ができる教室があると知り、参加したのが小学2年生でした。本人は道着への憧れもあったようで、休む事なく積極的に稽古に通うようになりました。
性格は変わる事はありませんが、日頃の稽古や試合を通じて息子の気持ちはみるみると強くなり、学校で嫌がらせを受けても決して折れない心を育てていただきました。中学校ではバトミントン部、高校ではウェイトリフティング部に在籍、部活に塾にと忙しいようですが、空手は本人の根幹となっているようで『空手は辞めない』と学業の合間を縫って稽古に参加させていただいております。
松川道場はフルコンタクトですので、組手では痛みも伴います。痛がる子どもを見守る親としてもハラハラし心配になって当然だと思いますが、痛みを知る事で心身共に強くなり優しく育ってくれたと思います。先生や先輩の指導のおかげで、我が家は反抗期がほとんどありませんでした(笑)
ちょっとでも興味がある方は是非見学にお越し下さい。